多賀少年野球ク 史上2チーム目の連覇、「1番・投手」辻が大車輪

2019年08月25日 05:30

野球

多賀少年野球ク 史上2チーム目の連覇、「1番・投手」辻が大車輪
<茎崎ファイターズ・多賀少年野球クラブ>2チーム目の大会連覇を達成し、辻監督を胴上げする多賀少年野球クラブナイン(撮影・郡司 修) Photo By スポニチ
 【スポニチ主催 全日本学童軟式野球 マクドナルド・トーナメント最終日   多賀少年野球クラブ3―1茎崎ファイターズ ( 2019年8月24日    神宮 )】 決勝が行われ、前年度優勝の多賀少年野球クラブ(滋賀)が3―1で茎崎ファイターズ(茨城)を下し、02、03年と15、16年の長曽根ストロングス(大阪)に次ぐ、史上2チーム目の大会連覇を飾った。辻琉沙投手(6年)が5回1失点と好投し、2番手・藤内翼投手(6年)との継投で逃げ切った。
 打球が上がった瞬間、マウンドの藤内はガッツポーズを繰り出した。「絶対に捕ってくれると思った」。2点リードの7回2死満塁、左翼手・大塚がウイニングボールをつかむと、歓喜の輪は一瞬にしてできた。

 2チーム目となる大会連覇。主役は「1番・投手」で躍動した辻だ。3回2死から味方の失策をきっかけに1点を許したが、直後の4回には先頭で左前打。ベンチを活気づけ、藤内の遊ゴロで同点のホームを踏んだ。敵失で勝ち越すと、5回まで2安打1失点と好投。6回の打席でも左前打を放ち、貴重な3点目の生還も果たした。

 初優勝を飾った昨年は三塁手として活躍。今回は予選を免除されての出場だったが、辻正人監督のおいでもある主将は「プレッシャーはなかった。とにかくプレーで盛り上げようと思っていた」と胸を張る。楽天・則本昂を送り出した強豪チーム。指揮官は「2連覇なんて考えていなかった。3連覇?来年も楽しんでやるだけ」と歓喜の胴上げを満喫した。(横市 勇)

 ▼楽天・則本昂 僕は優勝できなかったので、それを2年連続でするなんて、とんでもないことをしてくれたなと思います。後輩たちの偉業は誇りに思いますし、僕の力になります。僕も負けないよう「凄い先輩」と思ってもらえるピッチングを後輩たちに見せていきたいですね。

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