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天理 報徳学園下し8強入り 決勝2ランの山元に中村監督「ガラッと流れが変わった」

2019年10月23日 16:03

野球

天理 報徳学園下し8強入り 決勝2ランの山元に中村監督「ガラッと流れが変わった」
<天理・報徳学園>7回2死二塁、左越えに決勝2ランを放ちほえる天理・山元太陽 Photo By スポニチ
 【2019年度秋季近畿地区高校野球大会  1回戦   天理7―1報徳学園 ( 2019年10月23日    佐藤薬品スタジアム )】 21日に雨天中止となった来春選抜出場への重要な選考資料となる近畿大会1回戦の報徳学園(兵庫1位)と天理(奈良3位)の試合が行われ、天理が報徳学園を下して8強に進んだ。近畿の一般選考枠は6。
 1―1と同点の7回、天理は2死二塁の好機に「8番捕手」の山元太陽(2年)が左越えに決勝2ラン。2球目、内角低めの直球を振り抜くと、ボールが着弾する前に「確実にいったと思った」と本塁打を確信しガッツポーズを見せ「チームを勢いづけられたので良かった」と笑みを浮かべた。8回には2死満塁から「6番遊撃」の杉下海生(あおい=1年)が中越えに3点三塁打を放つなど4点を加え突き放した。先発の庭野夢叶(むうと=2年)は報徳学園打線に10安打を浴びながら要所を締め、1失点で完投した。

 中村良二監督は「山元の2ランでガラッと流れが変わった。僕はベンチで特に何もしなかったけど、新チームになって一番いい試合をしてくれた」と終始穏やかな表情で試合を振り返った。今年のチームのテーマは「打開」。山元は「(奈良大会)3位決定戦のとき、監督から“お前らに足りないのはスマイルだ”と言われた。今日は笑顔で、苦しい場面で1本を打つことができて局面を『打開』できたと思います」と達成感を口にした。

 次回の近畿大会は26日。1回戦の残り2試合、京都翔英(京都1位)―和歌山南陵(和歌山2位)、履正社(大阪2位)―綾羽(滋賀3位)と、準々決勝の智弁和歌山(和歌山1位)―智弁学園(奈良1位)の計3試合が予定されている。

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