都杉並工、11年ぶりの夏1勝 “兄弟バッテリー”4安打6打点の大暴れ

2020年07月20日 05:30

野球

都杉並工、11年ぶりの夏1勝 “兄弟バッテリー”4安打6打点の大暴れ
<都練馬工・都杉並工>3回、先発の弟・増田佑(左)に声を掛けボールを手渡す兄の増田一(撮影・久冨木 修) Photo By スポニチ
 【西東京大会1回戦   都杉並工12―10都練馬工 ( 2020年7月19日    府中市民 )】 兄弟バッテリーの奮闘で都杉並工が11年ぶりの単独チームでの「夏1勝」を刻んだ。兄で捕手の増田一馬(3年)は「1勝をつかむことができて良かった」とエースの弟・佑太(2年)と視線を合わせ笑った。
 兄弟で4安打6打点の大暴れだ。初回2死一塁で4番の兄が先制の左越え二塁打。3回2死満塁は押し出し四球を選ぶと、5番の弟が右前2点打で続いた。6回にも兄が右翼線二塁打、弟も右前適時打とつながった。

 守備では苦しんだ。佑太のスタミナが切れ、6回に5点を失うと、兄から「何で内角に投げない!」と厳しい言葉も飛んだ。結局、佑太は6回15安打10失点で交代。チームは8回に勝ち越し「2時間20分を超えたら新しい回に入らない」との今夏の特別ルールが初適用され、逃げ切った。

 井上裕士監督は「3年生は感無量でしょう。歴史をつくったんだから」と話した。「相手は強いだろうけど次も粘り強く戦いたい」と3年生3人を代表して一馬が力強く締めた。 (伊藤 幸男)

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