高橋由伸氏「またそういうオファーが来るような生き方をしなくちゃいけない」原点・宮崎で決意

2020年11月21日 15:40

野球

高橋由伸氏「またそういうオファーが来るような生き方をしなくちゃいけない」原点・宮崎で決意
高橋由伸氏 Photo By スポニチ
 前巨人監督で野球解説者の高橋由伸氏(45)が20日放送の日本テレビ「アナザースカイ2」(金曜後11・00)に出演。現役時代から監督を退任するまで21年間通ったキャンプ地・宮崎を訪れ、思い出をたどった。
 番組冒頭から柔らかい笑みを浮かべ「僕なんかが出ても…」などと話し出した高橋氏に番組MCを務めるお笑いタレントの今田耕司(54)は「メチャクチャ謙虚ですね」といきなり感服。高橋氏は10月に訪れた宮崎で「毎年ここからスタートする。一年が始まるという場所ですね」と終始笑顔で、毎年チームでお参りしていた青島神社ではズラッと並んだ巨人関係者の絵馬に「こうやって飾ってあったんですね…」と感慨深げな表情を浮かべた。そして「選手の時は毎年四字熟語を探して書いていましたね。現役最後の年は逆風張帆、その前は奮励努力とか」と回想。「今はもう…元気でやれば何とかなるかな、と」として「身体健全」と絵馬に書き込んだ。

 由伸フィーバーとなった1998年の新人イヤー。シーズン前のキャンプでは「みんな大きくて、テレビで見てるような人たちと一緒に野球をやるっていうのはちょっとビビってたところもありましたし、最初は信じられなかったですね」と振り返る。「こっちに松井さんがいて、こうやって見ると仁志さんと清原さんがいて。練習中も清原さんと広澤さんが打つと、あっちのネット全部越えてっちゃうんですよね。大丈夫かなーって。この中でどうやって自分が生きていくか考えましたね」とプロの凄さに圧倒された新人時代のキャンプに触れた。

 また、現役引退と同時に監督に就任した際のことについては「ひたすらバットを振り続けたというかね、ボールを打ち続けたっていうのが自分自身の一番の長くやれたというか。それだけやったからこそ未練もなく納得もして、次の道に進めたんじゃないかな」とし、監督時代の宮崎キャンプ時については「肉体的よりも精神的な疲れの方が多くてなかなか寝つけない時とか寝つきが悪いなってことは多かった」とコメント。現役時代には気にしていなかったが、監督就任後は勝ち運を気にしてじゃんけんをするのもおみくじを引くのも嫌だったと明かした。

 3年連続で優勝を逃し「期待に応えられなかったのは悔しさが当然残る」と振り返った監督生活。初心に帰ることができるという宮崎の地で自身の今後にも触れ「当然そういったチャンスが来ればまた頑張りたいなと思っています。正直それだけがすべてと思っていないし、監督をやりたいがために今から頑張るっていう人生じゃないのかなとは思ってますよね。ただ、またそういうオファーが来るような生き方をしなくちゃいけない」と話していた。

おすすめテーマ

野球の2020年11月21日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム