×

日本ハム4位・細川 矢野コーチに弟子入り志願 「勝負強いバッティングが印象に」

2020年12月01日 05:30

野球

日本ハム4位・細川 矢野コーチに弟子入り志願 「勝負強いバッティングが印象に」
仮契約を終え、色紙を手にガッツポーズする日本ハムのドラフト4位・細川(撮影・鈴木 光) Photo By スポニチ
 日本ハムからドラフト4位指名された智弁和歌山・細川凌平内野手(18)が30日、和歌山市内のホテルで契約金3500万円、年俸520万円(金額は推定)で仮契約を結んだ。50メートル5秒8の俊足遊撃手で、高校通算23本塁打のパンチ力も期待されている。大渕隆スカウト部長(50)らとの交渉を終えた細川は、配置転換で新任となる矢野謙次2軍打撃コーチ(40)への弟子入りを志願した。
 両親立ち会いの下、仮契約を終えた細川は「これからが勝負」との思いを強くした。「日本ハムは育成力がある。それを生かすも殺すも自分次第」と言い切った。

 プロで通用するためにも、走攻守のレベルアップが必要だと感じている。就任が決まった矢野2軍打撃コーチからも、貪欲に吸収していく姿勢だ。「甲子園の阪神―巨人戦で見た、巨人時代の勝負強いバッティングが印象に残っている。チャンスでどう決めるのか、心理も含めて、いろんなことを聞いてみたい」と門下生に名乗りを上げた。

 支えとなる言葉がある。「志高心強」。志を高く、心は強く。小学校の頃から通っていた甲子園にあるTシャツ店で見つけた言葉だ。「何度も通ったから名前を覚えてもらっていたんです」と店主から指名を祝福されたことを打ち明けた。プロ入り後もグラブにも刺しゅうをする予定。「自分のモデルのグラブを子供たちに使ってもらえる選手になりたい」と夢を広げた。

 もう一つ、決めていることがある。「自分で引退を決めることができる選手になる」。印象に残ったのが阪神・藤川球児の引退セレモニーだ。「あんな形でファンに愛されるようになりたい。仮契約のお金に驚いたけど、プロだから、それに見合う成績を残します」と宣言した。(鈴木 光)

おすすめテーマ

野球の2020年12月01日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム