ソフトバンク・長谷川 FA権を行使せず残留決めた!「福岡が好きというところが大きかった」

2020年12月03日 05:30

野球

ソフトバンク・長谷川 FA権を行使せず残留決めた!「福岡が好きというところが大きかった」
記者の質問に答える長谷川(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 FA宣言が濃厚と思われていた男は、悩んだ末にホークス残留を決めた。ソフトバンクの長谷川勇也外野手(35)が2日、FA権を行使せずに残留することを明かした。ペイペイドームを訪れた長谷川は「FAはせずに、来年もお世話になります。福岡が好きというところが大きかった」と話した。
 14年目の今季は開幕戦でスタメンに名を連ねた。10月15日のオリックス戦では、代打で起用され自身初の満塁本塁打をマークし、チームの3年ぶりのリーグ優勝に貢献した。巨人との日本シリーズ第3戦では、代打で二ゴロに倒れながら、気迫を前面に出したヘッドスライディングでナインの士気を高めた。若手にアドバイスを送るなど、チームに欠かせない存在だった。

 年齢的にも他球団に移籍する最後のチャンスだったが「他球団の話を聞いて、チャレンジしてみたい気持ちもあったし、やりがいを感じるところもあったが、いろいろ考えて、やっぱり福岡が好き」と「福岡愛」が決め手となった。この日の昼に三笠杉彦GMに電話を入れたという。

 8月には新型コロナウイルスに感染したが、9月末に1軍に復帰。2キロ減った体重がシーズン中は戻らなかったといい「体力が落ちたなと。筋力的にも落ちていると感じている。それを取り戻せるように。(オフは)時間もあまりないので、しっかりやりたい」と来季に目を向けた。

 FA宣言すれば複数球団での争奪戦が予想された。13年に198安打を放ち最多安打と首位打者のタイトルを獲得したベテランの残留は、リーグ連覇、日本一5連覇を狙うチームと鷹党に、朗報となった。

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