楽天戦力外の由規 同僚に被弾も「自分の球は投げられた」 慣れ親しんだ神宮のマウンドに充実感

2020年12月07日 11:13

野球

楽天戦力外の由規 同僚に被弾も「自分の球は投げられた」 慣れ親しんだ神宮のマウンドに充実感
トライアウトで打者に投じる由規 (撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 戦力外となった選手らを対象とした12球団合同トライアウトが7日、都内で行われた。楽天から戦力外となった由規投手(31)は、打者3人と対戦(カウント1-1から)。1人目のL.フェルナンド(28=楽天)に本塁打を許した。
 フェルナンドに148キロの直球を右翼席へ運ばれた由規。2人目の田城飛翔(21=ソフトバンク)には左膝付近に死球を与えた。3人目の大本将吾(22=ソフトバンク)はカウント2―2から外角スライダーで見逃し三振。全8球のうち直球は6球で、すべて140キロ台を計測した。

 登板を終えた由規は「いい緊張感を持って投げられた」と振り返り、「結果としてはホームラン一本打たれましたけど、自分の球は投げられたんじゃないかと思います」と話した。

 ヤクルト時代に慣れ親しんだ神宮での登板。「凄く気持ち良かった。凄く球場に乗せられた気持ち。ホームランを打たれたのはインパクトが残っちゃったかもしれないけど、ケガなく投げられのは2年前からは考えられないし、ここまで練習してきた成果、やってきたことをしっかり出せた」と充実感をにじませた。

 由規は、18年限りでヤクルトを戦力外となったが、19年から育成契約で楽天入りし、同年7月に支配下契約を結んだ。今季は1軍登板機会はなかったが、イースタン・リーグでは、21試合に登板し、1勝0敗、防御率4.22だった。

 ヤクルト時代の10年に当時日本人投手最速の161キロを計測するなど、自己最多の12勝を挙げた。右肩痛を乗り越え、マウンドに戻った右腕に対し、各球団のスカウトがどういった判断を下すか注目される。

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