「恐怖」のドラ1がベールを脱いだ オリ舜平大の初投げを受けた中川颯「怖かった」
2021年01月10日 05:30
野球
![「恐怖」のドラ1がベールを脱いだ オリ舜平大の初投げを受けた中川颯「怖かった」](/baseball/news/2021/01/10/jpeg/20210109s00001173406000p_view.jpg)
「半分くらいの力で、ボールの回転だったりを確認しながら投げました。(球の回転は)今日は寒くてしっかり投げられなかったです。まだまだ改善点はあると思います」
最速154キロを誇る1メートル89、93キロの大型右腕。その存在感が際立ったのは中川颯とのキャッチボールだった。ゆったりとした投球フォームから放たれたボールは低弾道から浮き上がるような軌道を描き約50メートル先の中川颯のグラブに突き刺さった。
「重いボールを投げようと思って投げられる技術はまだないので、自然とそうなっているのかな。軽いより重い方がいいので」
謙虚な本人とは裏腹に、昨夜もキャッチボールをしたという中川颯の言葉が衝撃度を物語る。「大学生や社会人に近い球の印象。(左手の)親指が今も痛い。重さがある。伸びも切れもあって、ズシンと来る。怖かったです」と明かした。防球ネット越しに視線を送った中嶋監督も「あれで半分の力なら300キロ出るんちゃう」と冗談を交え、大器の予感を感じ取った。
20日に初ブルペン入りする予定。体づくり中心の育成方針から春季キャンプはB班(2軍)スタートが見込まれるが、期待は膨らむ。「真っすぐとカーブの質を上げながら、いろいろ覚えていけたら。レベルアップを目標にキャンプに向けて体をつくっていきたい」。この男、やはりタダ者ではない。
〇…春季キャンプに向けたスタッフ会議があり、中嶋監督はコロナ禍で対外試合の減少を想定し、紅白戦を増やす意向を示唆した。例年5試合程度だが「韓国のチームは来られないし、対外試合が少なくなる。紅白戦でということにはなる」とし、第2クールの2月6日以降から複数回組む予定。若手中心の投手陣を含めた現有戦力の見極めと実戦勘を養う。
おすすめテーマ
2021年01月10日のニュース
特集
野球のランキング
-
ソフトバンク・王貞治会長 巨人残留の菅野に「ぜひアメリカでやらせたかった」
-
迫る球春も危機 雪にもコロナにも感じる無力感
-
【内田雅也の追球】コブサラダとタイ・カッブ 「1人練習」の重要性
-
日本ハム・斎藤、コロナ禍の高校野球に祈り「甲子園が斎藤佑樹を生んでくれた」
-
-
日本ハム・斎藤佑樹、単独インタビュー「迷っている時間なんてありません」必ず1軍のマウンドへ
-
菅野代理人が談合示唆 6球団年俸「信じられないほど似通っていた。不快」
-
巨人・元木ヘッド 菅野残留に「良かった」開幕投手も期待
-
巨人・阿部2軍監督 イメチェン宣言!?脱“鬼軍曹”「褒めてあげるというのがいいのかな」
-
西武・松坂は開幕間に合わず…渡辺GM明かす 外国人選手には春季キャンプ免除を通達
-
ヤクルト・ドラ1木沢「プロ仕様」小さめ新グラブで先発ローテ入り狙う
-
楽天 元キューバ代表カスティーヨ獲得 新外国人3人目
-
ソフトバンクがキューバの新戦力獲り 19年「プレミア12」出場の救援右腕ロドリゲス
-
日本ハム・ドラ2五十幡感激 中大先輩の巨人・阿部2軍監督から「頑張れ」
-
「菅野グラブ」で歩むエースの道 中日・高橋宏は大先輩の道具も、勝つ投球も真似る
-
ソフトバンク・古谷 今季目標は「30試合登板」 「モイネロのようになりたい」
-
「森下流」で歩む新人王ロード 広島・栗林は「大人の調整」を経て春季キャンプへ
-
広島の伝統を受け継ぐ新人が現れた! ドラ6矢野は入寮初日から300球の打ち込み
-
「恐怖」のドラ1がベールを脱いだ オリ舜平大の初投げを受けた中川颯「怖かった」
-
21年のオリは結束力で勝負! 今季のスローガン「ガッチリMAX!」を発表
-
日本ハム・栗山監督 鎌ケ谷自主トレ視察で斎藤から経過報告「表情も明るかった」
-
DeNAドラ2・牧 巨人・菅野と対戦熱望 開幕カードで激突
-
ロッテ・荻野 外野陣の競争歓迎「若手の成長はチームには相乗効果」
-
「早くカベにぶつかれ」 阪神・矢野監督が新人に“愛”のエール「順調にいくことってそんなにない」
-
2・9虎デビューだ! 阪神ドラ1・佐藤輝の初陣は対外試合初戦に 井上ヘッド「出てもらう」
-
俺も2・9いく! 阪神ドラ2・伊藤将 今春初の対外試合に照準「しっかり合わせてやっていけたら」
-
聞かぬは一生の恥! 阪神ドラ4・栄枝 ライバルから情報収集「聞くことは本当に大事なこと」
-
阪神の新助っ人 ロハス&アルカンタラ 来日メド立たず 谷本本部長「NPBに働きかけていただいている」
-
コロナ陽性の阪神・岩田は入院 回復傾向も、谷本本部長「彼は持病もある。慎重に最善を」
-
名将ラソーダさん死去 野茂氏「凄いショック 感謝してもしきれない」
-
ラソーダさん メジャー、野球の国際化に貢献 米国外出身の選手を数多く起用
-
ラソーダさん、日本人記者にも笑顔 今も残る「ヒデオ」の声
-
楽天・石井監督、ラソーダさんとの思い出「会話の軸は“サトウのごはん”」
-
ダルビッシュ代理人 パドレス移籍の裏話明かす 専属捕手とセット移籍希望
-
東大練習始め 井手監督訓示「一日一日全う」 緊急事態宣言で11日からは全体練習自粛も
-
今秋ドラフト候補 創価大・鈴木勇「目指すなら1位」
-
155キロと新球スプリットで夢叶える 今秋ドラフト候補の京産大・北山が本格始動