【12球団イチ推しブレーク候補セ・リーグ編】1メートル90イケメン左腕、番長秘蔵っ子らズラリ
2021年02月15日 06:30
野球
《「化けそうな」1メートル90イケメン左腕》1メートル90と恵まれた体格を持つ巨人・横川。プロ初先発の昨年11月8日ヤクルト戦で左腕は5回1失点と堂々の投球を披露した。今年の1軍キャンプでは、ブルペン投球を見た宮本投手チーフコーチから「球の質が重くなった。化けそうな気配を感じる」と賛辞。ゆったりと始動し、軸足に体重を乗せるフォームに改造し、力強さが増した。「あれ、モテるぜ」と言われるイケメンでもある。大阪桐蔭では根尾(現中日)、藤原(現ロッテ)、柿木(現日本ハム)らと甲子園春夏連覇に貢献。大舞台の経験も豊富で、スターの素養は十分だ。(巨人担当・小野寺 大)
◆阪神・斎藤友貴哉(3年目、投、Honda)
《潜在能力開花で火の玉継承目指す》3年目の阪神・斎藤の評価が上がっている。9日の日本ハム戦では7回から登板し、3回を完全投球。第1クールには昨年で現役引退した藤川球児SA(スペシャルアシスタント)から指導を受ける場面もあり、今キャンプで潜在能力を開花させつつある。150キロ超えで球威抜群の直球はもちろん、鋭く曲がるスライダーが最大の武器。昨年、2軍では無双状態だっただけに、今季はローテーション入りして飛躍する姿が思い浮かぶ。チーム内では近本、藤浪、北條らと同い年となる虎の黄金世代の一人。し烈な競争を勝ち抜けるか、目が離せない。(阪神担当・遠藤 礼)
◆中日・岡林勇希(2年目、外、菰野)
《センス&選球眼抜群 つなぎ役期待》野球選手としては小柄な1メートル75、74キロの体には、闘争心が詰まっている。中日・岡林は今季初対外試合の13日DeNA戦に「2番・中堅」で出場。2安打1四球でつなぎ役として機能し「振り負けることなく打てた」と、今キャンプの成果を口にした。3回2死、10球粘った末の四球は、与田監督からも最大級の評価を受けた。高卒1年目の昨年は7月に1軍昇格し、同30日の広島戦で初安打を記録した。50メートル5秒8の俊足と、栗原打撃コーチも「直球も変化球も、自分の間が取れる」と認める打撃センスが武器。飛躍の気配が漂っている。(遊軍・櫻井 克也)
◆DeNA・阪口皓亮(4年目、投、北海)
《昨季2軍で奮闘4勝 番長秘蔵っ子》高卒4年目でプロ初勝利を狙う右腕、阪口は三浦新監督の秘蔵っ子。1メートル87の長身から最速152キロの直球、カットボール、カーブを投げ下ろす。指揮官が2軍監督だった昨季は1軍では登板3試合で2敗、防御率7.50ながら、イースタン・リーグではチーム2位タイの4勝(1敗)。防御率2.07と奮闘した。2年ぶり1軍スタートの今キャンプでは、フリー打撃や紅白戦で投手陣の先陣を切って登板。番長から「先発ローテーションに入る可能性がある」と目をかけられている。孝行息子となるべく、まずは1勝目を早い時期に手にしたい。(DeNA担当・大木 穂高)
◆広島・大道温貴(1年目、投、八戸学院大)
《逆襲を期すコイ救援陣の救世主に》沖縄キャンプで最も目立っている。広島のドラフト3位ルーキーの大道。4日のフリー打撃で初めて打者と対戦し、正随のバットを力のある直球で狙い通りにへし折ると、8日のシート打撃では主砲・鈴木誠を3球連続直球の真っ向勝負で二ゴロに仕留めてみせた。「スロー調整していたら2軍に落ちる。アピールが必要なので、あえて仕上がりを早くしました」。目立ってなんぼ…とばかりのプロ根性。佐々岡監督は「投げっぷりを見るとリリーフに適性があると思う」と起用法にいち早く言及し、手薄な救援陣の救世主として期待する。注目だ。(広島担当・江尾 卓也)
◆ヤクルト・木沢尚文(1年目、投、慶大)
《投げると変身!?冷静と情熱の剛腕》ヤクルトのドラフト1位・木沢は、開幕ローテーション入りの期待が懸かる最速155キロ右腕。気迫あふれる投球と裏腹に、練習メニューの意図を簡潔に説明する姿は知的でクール。古田臨時コーチも「あいさつを受けたときは非常に紳士的だったけれど、マウンドに上がったら人間が変わる。ええ意味でちょっとガラ悪い」とギャップにうなった。昨季12球団ワーストの防御率4.61だった投手陣には小川、石川、スアレスに続く先発投手の台頭が不可欠。「開幕を1軍で迎えたい」と意気込むルーキーが2年連続最下位のチームの救世主となれるか。(ヤクルト担当・青森 正宣)
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