阪神・井上 今季中の復帰絶望的 右足脛骨骨折 2軍戦で17試合連続安打アピール中にまさか

2021年08月22日 05:30

野球

阪神・井上 今季中の復帰絶望的 右足脛骨骨折 2軍戦で17試合連続安打アピール中にまさか
右足の脛骨骨折で今季中の復帰が絶望的となった井上 Photo By スポニチ
 阪神の井上広大外野手(20)が福岡県筑後市内の病院を受診し、「右足の脛骨(けいこつ)骨折」と診断された。21日に球団が発表し、今季中の復帰は絶望的になった。
 20日のウエスタン・リーグのソフトバンク戦に「4番・右翼」で出場し、8回先頭で右中間二塁打。四球を挟み、小野寺の中前打で三塁ベースを回った際に右すねから足首付近を痛めて途中交代していた。

 飛躍を期待された高卒2年目の今季は度重なるケガに直面してきた。初めて1軍抜てきされた春季キャンプでは2月23日の練習中に左膝を打撲し、同26日から別メニュー調整。実戦復帰まで約1カ月を要した。6月2日のウエスタン・リーグのオリックス戦では空振りした際に左肩に違和感を覚えて一時離脱。この時は大事に至らず、同15日のオリックス戦で実戦復帰した。

 五輪中断期間に開催されたエキシビションマッチでは6日のオリックス戦で1日限定で招集され、同期の宮城から決勝打。矢野監督からは「今すぐ1軍で…というふうには考えていない。あいつ自身がチャンスをつかまないと」と奮起を促された。

 ウエスタン・リーグでは68試合で打率・267、9本塁打はリーグ2位、50打点は同トップ。昨年10月以来の1軍昇格を目指し、7月11日の中日戦から17試合連続安打でアピールを続けていただけに悔しい負傷離脱になった。(須田 麻祐子)

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