北別府学さん「心から尊敬していました」 恩人・古葉さんを追悼「プロの厳しさを叩き込まれました」

2021年11月16日 15:51

野球

北別府学さん「心から尊敬していました」 恩人・古葉さんを追悼「プロの厳しさを叩き込まれました」
北別府学氏 Photo By スポニチ
 プロ野球の広島、大洋(現DeNA)などで監督を務め、広島を球団初優勝を含む4度の優勝、3度の日本一に導いた古葉竹識(こば・たけし)さんが12日、死去した。熊本県出身。85歳。葬儀・告別式は近親者のみで執り行われた。広島が16日に発表した。
 監督通算873勝791敗137分けの成績を残し、1999年に野球殿堂入りした名将の訃報を受け、元広島エースで野球解説者の北別府学さん(64)が「恩人」のタイトルで自身のブログを更新。故人を追悼した。

 広島が初優勝した1975年のドラフト1位で入団した北別府さんは「私が新人のとき打たれても打たれても先発で使って頂きました。打ち込まれてしまった時、若い私はお願いだから交代させてくださいと目で訴えても知らん顔。プロの世界の厳しさを身体で叩き込まれました」とルーキーイヤーの76年当時を回想。「その後、勝ち星を積み重ねて野球界で生きてこれたのは古葉元監督のお陰。18歳の時から厳しく厳しく鍛えて頂いたけれど一度として恨んだことも嫌いになったこともなく心から尊敬していました。選手間でも監督の悪口を言う選手も1人もいなかったと記憶しています」と厳しくも温かった故人の人柄を偲んだ。

 そして、「現役時代から今に至るまで心の師であった古葉監督。そちらでお会いすることはもう少し先になると思いますが、いつも想っております。心よりご冥福をお祈り致します」と結んだ。

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