日本生命の若き4番・竹村陸、2本の適時打で8回コールド勝ちに貢献

2022年04月17日 15:31

野球

日本生命の若き4番・竹村陸、2本の適時打で8回コールド勝ちに貢献
2安打2打点で勝利に貢献した日本生命・竹村 Photo By スポニチ
 【第44回JABA日立市長杯選抜野球大会   日本生命11―3明治安田生命 ( 2022年4月17日    日立製作所野球場 )】 日本生命が16安打11得点の猛攻で、8回コールド勝ち。勝利の立役者は「4番・右翼」でスタメン起用され、2打席連続タイムリーを放った竹村陸外野手だった。
 「初球からどんどん打ちたい、と。良いところへ飛んでくれたと思います」

 勝負強さを見せつけた。まずは1―1で迎えた3回2死一、三塁。カウント1―1からの3球目、真ん中の低めのチェンジアップをとらえると、左翼への適時二塁打となった。続く第3打席は1点劣勢の5回2死二、三塁。今度は初球のチェンジアップを左前に運び、試合を振り出しに戻した。3打数2安打2打点。今季から就任した梶田茂生監督の期待に応えた。

 神戸国際大付から近大を経て入社3年目。ただ、昨年は結果を求めすぎるあまり、思い切りの良い打撃が影を潜め悔しいシーズンを過ごした。

 「もう、同じことはしたくない」

 そんな竹村の潜在能力を認めていたのが、ほかならぬ梶田監督だった。

 「お前はチームの中心になってもらわないと困る。ただ、長打じゃなくて、しぶとい打撃を見せて欲しい」

 新チーム結成時に指揮官からかけられた言葉を、今も胸に刻む。この日の2本の適時打も「監督さんからの“ここぞの1本”を思いながら打ちました」と振り返る。日々の練習ではフリー打撃の初球から、自分のスイングができることに集中。万全の準備を施して打席に立つことで、実戦での対応力を高めてきた。

 「チームとして勝つことを意識する中で、どれだけ結果を残せるか、ということをやっています。今後もチームの勝ちにつながる打撃をしたい」

 今春から4番を任されている若き主砲が、今季初の公式戦で好スタートを切った。

おすすめテーマ

2022年04月17日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム