巨人・原監督「菊地、頑張ったね。なかなかいいですね」 大敗の中にも光明、育成出身新人ほめる

2022年06月05日 17:57

野球

巨人・原監督「菊地、頑張ったね。なかなかいいですね」 大敗の中にも光明、育成出身新人ほめる
<巨・ロ>3回1死満塁で登板した菊地(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【交流戦   巨人4―10ロッテ ( 2022年6月5日    東京D )】 巨人は両軍合わせて8本塁打が飛び交ったロッテとの打ち合いに敗れ、連勝が3でストップ。この日4連勝を飾った首位ヤクルトとのゲーム差が今季初の4に開いた。巨人の2桁失点は今季4度目。日曜日はこれで4月17日の白星を最後に7連敗(2勝9敗)となっている。
 先発右腕・山崎伊織投手(23)が初回に丸、ウォーカーの2者連続アーチで2点の援護をもらいながら2回レアードに同点2ランを浴びると、3回には1死から死球、死球、四球で満塁として降板。原辰徳監督(63)は山崎伊について「やっぱり先発ピッチャーがね、こういう…。酷かもしれないけど、それが役割だからね。こういうゲーム結果になるというところですね。3回もたなかったのか」と厳しい言葉を並べた。

 その後も負の連鎖が続き、投手陣が5発被弾で10失点。だが、その中で指揮官が唯一高評価したのが2番手として山崎伊をリリーフした育成ドラフト6位右腕・菊地大稀投手(23)だった。1死満塁というしびれる場面で登板し、前の打席で2ランを放っているレアードの中犠飛で走者1人に本塁生還を許したものの、続く角中はスライダーで空振り三振。イニングまたぎとなった4回も無失点で切り抜けた。

 原監督は「菊地、頑張ったね。なかなかいいですね。やっぱり全員がいいというのはなかなかね。欲を言えば回またぎで今村に頑張ってもらいたいところはあったんだけど、まあ、少し、なんていうか淡泊さがあったかな。しかしリリーフは責められない。まあ、明後日から頑張ります」と話していた。

 菊地は桐蔭横浜大から2021年育成ドラフト6位で巨人入り。4月29日に支配下選手登録されると同時に出場選手登録され、同日の阪神戦(東京D)で一気に1軍デビュー。エース菅野がまさかの3回2失点で降板すると、2番手として4回からマウンドに上がり、2回1安打無失点と好投してプロデビュー戦を飾った。5月15日に一度登録抹消となったが、同31日に再登録。復帰後はこれで3試合連続無失点となった。

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