MLB史上最高の防御率0.84 記録的快投の今永昇太に敵将も脱帽「打撃コーチに悪夢を与えるだろう」

2024年05月19日 09:28

野球

MLB史上最高の防御率0.84 記録的快投の今永昇太に敵将も脱帽「打撃コーチに悪夢を与えるだろう」
パイレーツ戦に先発したカブス・今永(AP) Photo By AP
 【ナ・リーグ   カブス1―0パイレーツ ( 2024年5月18日    シカゴ )】 カブスの今永昇太投手(30)が18日(日本時間19日)、本拠でのパイレーツ戦に先発。7回4安打無失点の快投を見せた。しかし打線の援護はなく、チームはサヨナラ勝ちを収めたが今永に勝ちは付かず、日本投手では02年石井一久(ドジャース)、14年田中将大(ヤンキース、現楽天)に並ぶデビュー最長の開幕6連勝はまたしてもお預けとなった。
 パイレーツ打線はスイッチヒッターのレイノルズを含めてスタメンに右打者を9人並べたが、直球、変化球ともにテンポよくストライクゾーンの四隅に投げ込み、要所ではギアチェンジ。7回には2死から連打を浴び、一、二塁としたが、最後はテーラーをスプリットで空振り三振に仕留め、マウンドで雄たけびを上げた。

 結局、今永は88球で7回4安打無失点、7奪三振の快投で、防御率は試合前の「0.96」から「0.84」まで良化した。MLBの公式X(旧ツイッター)は、1913年以降の新人投手の先発9試合での防御率0.84は、史上最高だと投稿した。

 今永に封じ込まれたパイレーツのデレク・シェルトン監督は米メディアの取材に「この男は打撃コーチに悪夢を与えるだろう」と脱帽。同地区のライバル球団に現れた新星との今後の対戦も見据え、頭を抱えている様子だった。

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