オリックス・由伸 日本ハム戦自己ワースト5失点 初回から不運…拙守に泣き18イニングぶり失点

2022年07月03日 04:45

野球

オリックス・由伸 日本ハム戦自己ワースト5失点 初回から不運…拙守に泣き18イニングぶり失点
<日・オ>7回途中で降板した山本(撮影・高橋 茂夫) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   オリックス0―5日本ハム ( 2022年7月2日    札幌D )】 無援に、しびれを切らすかのように力尽きた。7回2死一塁。オリックス・山本は野村に中越え適時二塁打を浴び唇をかんだ。5月3日のソフトバンク戦以来2カ月ぶりに被弾するなど6回2/3を投げ、日本ハム戦自己ワースト5失点に沈んだ。
 「最少失点で粘り強く投げていきたかったですが、勝負どころで粘りきることができず悔しいです」。球団を通じ発表したコメントに無念さがにじんだ。

 不運に見舞われた。初回1死一、三塁で松本を5―4―3で窮地脱出と思われたが…。打球を処理した三塁・宗の二塁送球がそれ、大城の一塁転送が間に合わない。併殺崩れの間に三塁走者が生還。一塁の判定を巡り、中嶋監督はリプレー検証を要求したが覆らなかった。6月18日の西武戦でノーヒットノーラン、同25日のロッテ戦は8回無失点。18イニングぶりに失点したが、3回から3イニング連続3者凡退など意地は見せた。

 そんなエースの背中を見ても、打線は響かず今季7度目の零敗を喫した。中嶋監督は「何も言うことないよ、正直」と嘆き節。3回2死一、三塁で一走・福田が盗塁死した場面には「聞いてみたいよ、何が起きたのか」と頭を抱えた。前日1日は山岡が8回2失点(自責0)ながら完投負けで、山岡、山本で最下位相手に痛恨の2連敗。打線の奮起が求められている。(湯澤 涼)

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