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法政二 7回コールド発進、サイド右腕・中山6回無失点7奪三振「強い学校を倒したい」

2022年07月10日 05:30

野球

法政二 7回コールド発進、サイド右腕・中山6回無失点7奪三振「強い学校を倒したい」
<法政二・横浜桜陽>先発して6回3安打無失点と好投した法政二・中山 Photo By スポニチ
 【第104回全国高校野球選手権神奈川大会 ・1回戦   法政二7-0横浜桜陽 ( 2022年7月9日    横浜 )】 横浜スタジアムのマウンドは憧れだった。法政二のサイド右腕・中山航佑(3年)は緊張で肩に力が入った。4回以外は全ての回で走者を出したが、表情を変えることなく、冷静に腕を振った。
 「走者が出ても粘りが持ち味。動揺せずに自分が低めに変化球を集める投球をしました」。最速137キロの直球と、得意のスライダーやチェンジアップの緩急で6回を3安打無失点。7三振を奪い、7得点した攻撃へのリズムを生み、7回コールド発進に貢献した。

 日吉台中時代は軟式野球部に所属。高校入学後に「硬式を投げて肩を痛めてしまった」と試行錯誤の末、高1の秋にサイドに転向した。「スライダーだったりの(球の)出し入れは参考にしてます」と同じ神奈川出身でサイドの阪神・青柳の投球術を学んできた。

 次戦は12日、春の県王者・桐光学園と対戦。「勝てない相手ではない。強い学校を倒したいと、この学校に入った」。汗を拭いながら、静かに闘志を燃やした。(田中 健人)

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