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桜丘の女子部員、背番「0」黒部 スタンドで涙の終戦「やめたり、折れないで良かった」

2022年07月15日 04:00

野球

桜丘の女子部員、背番「0」黒部 スタンドで涙の終戦「やめたり、折れないで良かった」
<藤嶺藤沢・桜丘>試合前ベンチで笑顔を見せる桜丘唯一の女子部員・黒部(左)(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 【第104回全国高校野球選手権神奈川大会・2回戦   桜丘0ー10藤嶺藤沢 ( 2022年7月14日 )】 桜丘(神奈川)は0―10で藤嶺藤沢に6回コールド負けし、唯一の女子部員である黒部陽菜(3年)はスタンドで悔し涙を流した。最後の夏は背番号0を選択。「ベンチに入れず、試合にも出られない。そういう意味も含めて0番目の選手として頑張りたい」。勝てばマネジャーとして次戦はベンチ入り予定だったがかなわず。
 泉田浩道監督は「誰よりも練習し、野球への愛情もあって尊敬している」とねぎらった。黒部は「やめたり、折れないで良かった。最後に公式戦で初めてシートノックのグラウンドに立てて、うれしかった」。選手として挑戦し続けた先に見えた景色は格別だった。

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