中日OB中村武志氏 闘将もべた褒めした福留の走塁センス 今季限りでの引退表明した後輩ねぎらう

2022年09月08日 20:13

野球

中日OB中村武志氏 闘将もべた褒めした福留の走塁センス 今季限りでの引退表明した後輩ねぎらう
1998年、ドラフト1位の福留がナゴヤドームでバットを振る姿を見守る星野仙一監督 Photo By スポニチ
 中日OBの中村武志氏(55=スポニチ評論家)が、今季限りでの引退を発表した後輩の福留孝介外野手(45)をねぎらった。
 
 孝介のことはルーキーの時から知っているけど、いつも練習しているイメージ。人より2倍も3倍も練習をするし、特に打撃に関しては、5時間でも6時間でも打っていた。結果を出していても、自分が納得していなかったら、試合後もずっと打ち込んでいた。猛打賞でもそう。翌日も早く球場に来て打っていたし、その繰り返しだった。努力を惜しまない男。だから、後輩ながら尊敬していた。言わないとやらないタイプの私とかは星野仙一監督に引っ張り倒されたけど、あの闘将も孝介にはしなかった。

 新人時代はけっこう、エラーが多かった。送球でイップスみたいになっていたけど、投げること以外は凄かったし、星野監督も使い続けた。闘将は常々「肩の強さと足にスランプはない」と言っていたが、孝介の走力をべた褒めしていた。盗塁を含めて、次の塁を盗むのがうまく、僕らは「福留を見習え!」とよく言われていた。

 中日に復帰した昨季、私はコーチとして孝介と接した。現役時代と違って、2人で今後の中日を強くするためにはどうするか、という会話をいっぱいした。福留孝介は、「中日の宝」。いつか、指導者として中日に戻ってきてほしい。

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