大阪桐蔭、近畿連覇王手 継投5投手全員が140キロ超え 南陽人「楽しみながら投げられた」

2022年11月04日 06:00

野球

大阪桐蔭、近畿連覇王手 継投5投手全員が140キロ超え 南陽人「楽しみながら投げられた」
<龍谷大平安・大阪桐蔭>大阪桐蔭・2番手の南陽人(撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 【秋季高校野球近畿大会 準決勝   大阪桐蔭5―3龍谷大平安 ( 2022年11月3日    紀三井寺 )】 秋季高校野球の近畿大会は準決勝2試合があり、昨年優勝の大阪桐蔭(大阪1位)は龍谷大平安(京都3位)に5投手の継投で競り勝ち、93~94年のPL学園以来の連覇に王手をかけた。報徳学園(兵庫1位)は智弁和歌山(和歌山1位)に打ち勝ち、10年ぶりに決勝へ進んだ。
 投手陣の層の厚さを、まざまざと見せつけた。大阪桐蔭は先発右腕の境亮陽(1年)、4番手の平嶋桂知(1年)の公式戦初登板2投手を含む5投手のリレーで龍谷大平安を3失点に封じ、絶対的エース左腕の前田悠伍(2年)抜きで決勝へ駒を進めた。

 2番手の南陽人(1年)、3番手の松井弘樹(2年)、5番手の南恒誠(2年)も含め、登板した全員が140キロを超える球速を計測。中でも最速145キロで最長3回を投げた南陽は1安打無失点で流れを呼び込み、「楽しみながら投げられた。同級生の活躍はうれしいけど、悔しい。刺激を常にもらっている」と厳しい競争の中での成長を示した。

 背番号19の佐藤幹晃(2年)と17の藤井勇真(2年)も登板可能で、ベンチに計8投手をそろえる。今夏の甲子園大会では仙台育英が“140キロクインテット”を擁して初優勝。西谷浩一監督は「特に意識をしているわけではない」と自然体でも、秋の段階で早くも夏の王者に匹敵する布陣が整いつつある。 (北野 将市)

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