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「チカナカ」に待った! 阪神・島田、出塁率・350以上で「上位打つ」 倍増以上の3000万円で更改

2022年11月24日 05:15

野球

「チカナカ」に待った! 阪神・島田、出塁率・350以上で「上位打つ」 倍増以上の3000万円で更改
契約更改を終え会見する島田 Photo By 代表撮影
 阪神の契約交渉が23日、兵庫県西宮市の球団事務所で行われ、5選手が更改した。今季中盤にスタメンに定着した島田海吏外野手(26)は1350万円から倍増以上となる来季年俸3000万円でサイン。出塁率・350以上を目標に掲げ、上位打線に名を連ねることを誓った。
 「岡田構想」に“待った!”をかけた。今季キャリアハイの123試合に出場し、打率・264、21盗塁と飛躍した島田が約2・2倍増の年俸3000万円で更改。来季は1、2番の上位で打線に定着することを誓った。

 「上位打線を打ちたいのはある。いやらしいバッターになっていくことができれば、おのずとそこは見えてくると思う」

 今季先発68試合のうち64試合が1、2番。現実的な目標と思える中で“ハードル”となるのが、岡田監督の構想だ。評論家時代から阪神の戦いぶりを注視してきていただけに、すでに守備位置や打順に関する腹案を次々と披露。秋季キャンプ中には1番・近本、2番・中野の「チカナカ」コンビで上位を組む考えを明かしていた。

 もちろん、島田もそれは伝え聞いている。その上で、チームが誇る快足コンビの一角を崩すべく、高い数字の目標も設定した。

 「出塁率3割5分以上はないといけないと思います。四球も少なくて、早打ちしてしまうこともあったので。意味のある凡退、見ている人に“こうしたかったんだな”という打席だったり、納得いく打席を増やしていけたら、良い結果につながってくると思う」

 今季は規定打席未到達ながら、15四球で出塁率・303。シーズン終盤からバント安打も増え、俊足を生かした出塁パターンは広がった。21盗塁はリーグ5位の好成績でも「大事な場面で決めきる盗塁の力は求めていきたい」と意欲的だ。今季のチームで規定打席到達者の出塁率3割5分以上は大山、近本の2人。目標達成は、すなわち主力への仲間入りを意味する。来春キャンプから、新監督がオーダーの上位にその名前を記すしかないような猛アピールを見せる。(山添 晴治)

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