西武・水上 パ史上初、育成出身の新人王「開幕から狙っていた」 新調20万円でスーツで登壇

2022年11月26日 05:30

野球

西武・水上 パ史上初、育成出身の新人王「開幕から狙っていた」 新調20万円でスーツで登壇
最優秀新人賞を受賞した巨人・大勢(左)と西武・水上 Photo By 代表撮影
 【NPB AWARDS 2022 supported by リポビタンD 】 パの新人王に選出された西武・水上は20年育成ドラフト5位で入団した中継ぎ右腕。育成出身選手が同賞を受賞したのはリーグ史上初で「うれしいです。開幕から狙っていた。今年は数字だけ見れば100点」と喜んだ。
 父が巨人・高橋由伸前監督のファンだったことで「由伸」と名付けられた男は、150キロ台の直球とシュートとスライダーのコンビネーションで打者の内外角を突く投球が持ち味。渡辺久信GMの「面構えがいい」という評価もあり1年目だった昨年5月に支配下登録を勝ち取った。2年目の今季はさらに飛躍しセットアッパーとして60試合で4勝4敗1セーブ、防御率1.77。7月には11試合、防御率0.00で初の月間MVPも受賞し、ホールドと救援勝利を足した35ホールドポイントで同僚の平良とともに最優秀中継ぎのタイトルにも輝いた。

 授賞式のため約20万円でスーツも新調した右腕は「終盤は新人王は俺しかいないだろうという気持ちで投げていた。来季は60試合以上投げて優勝を目指したい」と力を込めた。(神田 佑)

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