ドラ1候補の大阪桐蔭・前田が始動「選抜日本一、個人としてはドラフト1位」

2023年01月06日 04:00

野球

ドラ1候補の大阪桐蔭・前田が始動「選抜日本一、個人としてはドラフト1位」
<大阪桐蔭練習> 今年初の練習を行った大阪桐蔭・前田(右) (撮影・後藤 大輝) Photo By スポニチ
 4年連続14度目の選抜出場(3月18日から14日間、甲子園)を決定的としている大阪桐蔭が5日に大東市内の同校グラウンドで始動し、今秋ドラフト上位候補の前田悠伍投手(2年)は「目標は選抜での日本一、個人としてはドラフト1位」と新年の誓いを立てた。
 最速148キロの直球にカットボールなど変化球も自在に操る世代No・1左腕。昨秋ドラフトでは女房役の松尾がDeNAから1位指名されたことで今年の目標が固まった。「より一層、1位で入団したいという思いが強くなった。1位は大きな目標であり夢」。始動日にロッテのスカウトが訪れたように注目度も十分だ。

 エース兼主将として臨む一年でもある。昨秋には明治神宮大会を連覇しても、「このまま選抜に臨んでも優勝はない。選抜まで時間があるようでない」とナインに緊張感を与えるキャプテンシーも発揮している。

 メジャー挑戦を決めた阪神・藤浪らを育てた西谷浩一監督に「(夏が)終わったときに(大阪桐蔭で)No・1と言える可能性のある投手」と言わせるほど非凡な才能を兼ね備える。「秋は自分の投球ができなかった。選抜で変わった姿を見せたい」。まずは17、18年以来の選抜連覇を達成し、今秋のドラフト戦線の主役になる。 (河合 洋介)

 ◇前田 悠伍(まえだ・ゆうご)2005年(平17)8月4日生まれ、滋賀県長浜市出身の17歳。古保利小2年から高月野球スポーツ少年団で野球を始め6年時にオリックスJr.選出。高月中では湖北ボーイズに所属。1年時にカル・リプケン12歳以下世界少年野球日本代表として世界一。大阪桐蔭では1年秋からベンチ入りし、2年秋からエース。2年春夏に甲子園出場し、春優勝。明治神宮大会は2連覇。1メートル80、78キロ。左投げ左打ち。

《オリ加入の森に西谷監督「彼も勝負の年」》
 西谷浩一監督が今季からオリックスに加入する森にエールを送った。昨年末、母校にあいさつに来た際に再会。「彼も勝負の年だと思います。プロはもちろん、(野球選手は)ユニホームを着ている以上、毎年が勝負ですけど、特に今年はそういう気持ちでやると思いますので、応援したいと思います」と背中を押した。

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