オリックス・平野佳 20年ぶり飛行機で宮崎を訪れた恩師の“決死の激励”に応えた偉業達成

2023年05月15日 07:00

野球

オリックス・平野佳 20年ぶり飛行機で宮崎を訪れた恩師の“決死の激励”に応えた偉業達成
<オ・ソ>9回1イニングを抑えた平野佳(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   オリックス3―3ソフトバンク ( 2023年5月14日    京セラD )】 【記者フリートーク】平野佳の史上初の日米通算200セーブ、200ホールド達成は恩師の“決死の激励”に応える偉業でもあった。今年2月の宮崎キャンプ。京産大の恩師で21年秋に退任した勝村法彦元監督(66=現シニアアドバイザー)が初めて激励に訪れた。
 実は勝村元監督は飛行機が大の苦手。それでも節目の記録を控えた教え子のために「一度は見ておかないと後悔する。決死の覚悟で来ました」と20年ぶりの飛行機で冷や汗をかきながら宮崎入り。「ケガなくしっかりやってもらえれば」とエールを送った。

 恩師の思いは通じ、順調に一つの節目を迎えた。「大学時代もケガひとつしたことがなかった。自分でしっかり管理して、ずっとコンディションを保てるのが凄いところ。プロでも毎日、コツコツと積み重ねてきたことが記録につながったのだと思う。1年でも長くプレーして記録を伸ばしていってほしい」。

 あと22となっている日米通算250セーブ達成の際には「ぜひ球場で」と言いながら、陸路で行ける球場での達成を心から願っていた。(オリックス担当・中澤 智晴) 

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