楽天・今江打撃コーチが1軍に配転「緊張していますけど…。選手とコミュニケーションをしっかり取って」

2023年05月26日 16:03

野球

楽天・今江打撃コーチが1軍に配転「緊張していますけど…。選手とコミュニケーションをしっかり取って」 — 楽天の今江敏晃コーチ Photo By スポニチ

　楽天は26日、今江敏晃2軍打撃コーチ（39）が1軍打撃コーチに、雄平1軍打撃コーチ（38）は2軍に配置転換することを発表した。

　この日から試合前練習で指導した今江コーチは「僕も1軍（コーチは）初めてなので緊張していますけど…。選手とコミュニケーションをしっかり取って、選手が打席で思い切ってバットを振れる状況をつくってほしいと言われました。打撃は正解がない、どちかかというと失敗の多い部門なので、ネガティブにならないよう、そこを少しでも取り除いていきたい」と語った。

　チームは24日のオリックス戦（ほっともっと神戸）に敗れて5連敗となり、借金は今季ワーストを更新する10に。最下位に沈む主な原因は打撃不振で、チーム打率（・209）と総得点（121）はともにリーグワーストだ。

　シーズンは102試合が残っており、石井監督も「待ったなしの状況になるけど、まだ諦めることろじゃない。ここから戦う姿勢をどれだけ見せられるかが大事」と強調。まずは現役時代の経験と実績が豊富な今江コーチを1軍に配置転換することでオフェンス面をテコ入れする。30日からは交流戦がスタートするが、早期の立て直しを図る狙いがある。

　▼楽天・米田陽介球団社長　球団として何かこの状況（最下位低迷）を打破するために手を打たないといけないだろうと、今回の決断に至りました。要因としてリーグワーストの打率改善が急務と、打撃部門に対して何かしらアクションをすべきといういことが（配置転換の）経緯となっています。とにかく1試合1試合をまずは勝つことで、これを機にファンの皆様に勝利をお届けしたいと考えています。