西武 内海ファーム投手コーチの退団を発表 来季契約締結せず 5年ぶり古巣・巨人復帰へ

2023年10月06日 10:36

野球

西武 内海ファーム投手コーチの退団を発表 来季契約締結せず 5年ぶり古巣・巨人復帰へ
西武・内海コーチ Photo By スポニチ
 西武は6日、内海哲也ファーム投手コーチ(41)と来季の契約を締結せず、退団すると発表した。
 内海氏は京都府出身で敦賀気比(福井)から東京ガスを経て、03年ドラフト自由獲得枠で巨人に入団。11、12年に最多勝に輝き、12年には交流戦MVP、日本シリーズMVP、最優秀投手を受賞。エースとして長年巨人をけん引した。18年に炭谷(現楽天)のFA移籍に伴う人的補償で西武に移籍。22年から投手コーチを兼任し、同年限りで現役を引退した。通算135勝104敗、防御率3.24。今季は2軍投手コーチを務めた。

 スポニチ本紙の取材によると、巨人が内海氏を招へいする方針であることが判明しており、今季限りで西武を退団することが決定的となっていた。古巣復帰となれば現役時代の18年以来となる。また、二岡智宏2軍監督が、1軍コーチへの配置転換が検討されている。阿部慎之助新監督(44)と現役時代をともにしたコーチ陣による新生巨人が、14日からジャイアンツ球場で行われる秋季練習で始動する。

 内海氏は現役時代から人並み外れた練習量をこなすなど、誰もが認める努力家で、後輩選手からも慕われるなど、指導者として信頼の厚い存在となっている。原監督からバトンを託された阿部新監督とは、2年連続で最多勝を獲得した12年に最優秀バッテリー賞を受賞。息の合ったコンビだ。

 巨人は今季チーム防御率がリーグ5位の3・39。2桁勝利は12勝の戸郷、10勝の山崎伊の2人のみで、救援陣も守護神・大勢の離脱など勝利の方程式が決まらないまま2年連続のBクラスに終わった。20年以来4年ぶりのリーグ優勝を狙うためには、投手陣の整備は不可欠。現役時代、エースとしてチームを支えた内海氏だけに、若手の底上げとともに主力投手の確立への大きな力になる。

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