落合博満氏 打席で聞こえるヤジ「昔は面白いヤジをあいさつ代わりに。ユーモアがあって」

2023年10月06日 17:10

野球

落合博満氏 打席で聞こえるヤジ「昔は面白いヤジをあいさつ代わりに。ユーモアがあって」
落合博満氏 Photo By スポニチ
 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が6日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。好評企画「オレ流質問箱」寄せられたさまざまな質問に答えた。
 視聴者から届いた質問は「現役時代、打席でヤジは聞こえていましたか?聞こえていたら、面白かった、腹が立ったヤジはありますか?」というもの。落合氏は「昔の野球というのは各チームに応援団長がいて、これが面白いヤジをあいさつ代わりにしてくれる、っていうのはありましたね。ヤジというより、あいさつ代わり」と回想した。

 ヤジられる内容にしても「広島球場に行けば“おい、おっちー、元気か~”って。“はい、元気だよ”とこっちも答えることもあるし、阪急ブレーブスに行くと“おい、ここで打つなよ~”って言われることもあるしね。昔のヤジは結構ユーモアがあって、面白いヤジでしたよ」と振り返った。

 一方で「ただ、一般の人が言うヤジは結構きついものがありまして。川崎球場の時はそんなに気にはならなかったけども、名古屋の中日に移籍した時のヤジは結構えげつない、きついヤジが多かった」という思い出も。「今の時代はあまりヤジを飛ばす人はいない。みんなが変なプレーしても“頑張れ、頑張れ”で収まっている。昔はお客さん同士でヤジの応酬をしながら、ケンカが始まって、警察沙汰になって。こっちでプレーしているのに、警察が止めに入って、観客を署に連れて行ったということも度々、目撃してます」と語った。

 グラウンドでは「選手に対するヤジもあれば、球団に対するものもあるし、それはよく、聞こえてました。それに耳を傾けながら、ボールに対しては真剣に取り組んでいた、そういう一面もありますね」とヤジが聞こえていたと明言。

 忘れられないヤジとして、「仙台に行くと、弁当売りのおじさんがね、“弁当、はらこ飯の弁当だよ~”という声をよく耳にしてました。その弁当が駅弁でも売っていて、それを買って食べたという記憶もあります。色んなユーモアたっぷりの時代でしたね」と締めていた。

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