13人きょうだい空手姉妹 ボクシングプロテスト受験へ
2016年04月04日 05:30
格闘技
JR難波駅そばのジムから自宅が近く、長男が空手の上達につながればと通いだしたのをきっかけに姉妹は1年半ほど前から、現在は父母を含む15人全員が入門した。合言葉は「お父さんを痩せさせよう」で、淳一郎氏は107キロから91キロになった。
空手では1メートル70や100キロの大きな相手とも試合をしてきた姉妹だが、顔面打撃が軸になるボクシングは未経験とあって「女子だから顔を殴られてまでやらなくても」が淳一郎氏の本音だった。ただ、失敗や挫折を繰り返して上達したきょうだいの空手を思い返し、「どつかれて悔しい思いをしてそこから何かが始まるかも」と考えて翻意した。
姉妹は午前7時半起きで出勤し、オフィス街にある同店のランチを手伝ってからジムで練習。夕食時に同店へ戻って夜は閉店の午後11時まで勤務する。両利きを生かして涼はカウンター、乃美はホールを担当。帰宅が深夜2時になることもある頑張りに、現在は背中を押している。