尾川 3度目の防衛、内藤に3―0判定 日本スーパーフェザー級
2016年12月03日 21:33
格闘技
試合はプレッシャーをかけて右の強打を振るう尾川に対し、内藤がパンチを外しては左を打ち込む展開。序盤は尾川、中盤は内藤がペースを握り一進一退の競り合いとなったが、8回にボディーで流れを呼び込んだ尾川が「凄い手応えがあった」という強烈な右ストレートを打ち込んでからは王者が試合を支配。ジャッジ3人の採点はいずれも96―94で尾川を支持した。
尾川は「内藤さんが終始警戒してくれて楽だった。ちょっとした踏み込みでも反応してくれていた。向こうが力んでいましたね。ジャブを外せたのが勝因」と振り返った一方で、「自分も勝ちにいって守りに入ってしまった」と反省。ジムメートの元2階級制覇王者・粟生隆寛にスパーリングパートナーを務めてもらったことが功を奏し「粟生さんは距離を取るのがうまいので、その練習が生きた。細かい追い方も教えてくれた」と感謝した。再戦を制し、来年以降の世界挑戦へ期待は高まる。「必ず世界を獲って、世界の舞台で内藤選手とまたやりたい」と話した。