尚弥V4へニクいほど絶好調! 食事改善で楽々減量「ダルさない」
2016年12月28日 05:30
格闘技
V3戦後から、スーパーフライ級の体を維持するために節制に努めてきた。従来は普段の体重が60キロを超えていたが、57〜58キロをキープ。減量を始めて54キロ台となっても「体のダルさがない。いつもとは全然違う」と効果を実感している。これまでは激しい練習を支えるべく「食べまくって」いたが、食事量を「人並みに」落とし、質にもこだわった。咲弥夫人にカロリー控えめの調理法を要望し、肉を食べる際は余分な脂が落ちる豚しゃぶや脂肪分の少ない鶏胸肉をチョイス。味つけも調味料をあまり使わない薄味で「おいしくなくても我慢している」という。全ては来年、4階級制覇のWBC王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア、帝拳)とのビッグマッチに万全のコンディションで臨むためだ。
父・真吾トレーナーが「前回の試合前はだましだましで練習でもワンツーしか打てなかった。今回は最後までコンビネーションを打てている」と話すように、本来の実力を出せる態勢は整っている。「今回は自分のボクシングをしたいという気持ちが強い。早く試合がしたい」と井上尚。勝利した暁には「正月3日間だけは餅を食べてもいいかな」と自分への“ご褒美”を見据えた。