ダブル世界戦(31日、東京・大田区総合体育館)の予備検診が28日、東京都千代田区のホテルグランドパレスで開かれ、WBA世界ライトフライ級タイトルマッチは王者・田口良一(30=ワタナベ)が1メートル67・5、リーチ1メートル72・5で、1メートル58、1メートル63・6の同級3位カルロス・カニサレス(23=ベネズエラ)を上回った。
カニサレスは身長1メートル53というデータもあったが、田口と石原雄太トレーナーは映像を見て「1メートル60近くはある」と予測。小柄な相手だとボディーが打ちづらい側面があり、田口は「自分的には1メートル60ぐらいがやりやすいのでよかった」と歓迎した。風邪を引きやすい体質で冬のコンディションづくりが課題だったが、「コンディションは整っている。勝つのは自分」と5度目の防衛に自信を示した。