麻生興一 旧同門対決制し初防衛に成功「素直にうれしい」
2017年06月08日 21:00
格闘技
後半になると打撃戦は壮絶さを増し、今野がコンビネーションで攻め、麻生が一発を返す展開。8回、麻生が右ストレートから猛攻を仕掛けると今野は足が止まり、ダウン寸前の状態に。ここは驚異的な粘りで耐え、9回にはマウスピースを吐き出しながらも手数を返した今野だったが、麻生が最終10回にこん身の右フックから連打をたたみ掛けると、ロープ際で棒立ちに。レフェリーが割って入り、TKO勝ちとなった。
かつて角海老宝石ジムに所属し、旧同門対決を制した麻生は「素直にうれしい。防衛してこそ王者と(三迫)会長に言われていた」と一言。公開採点でリードされていたことについては「試合中は負けているのか勝っているのか、自分ではよく分からない。でも、ポイントを取られているのはプレッシャーになった」と振り返った。今後については「自分では分からない。ジムに任せます」と話した。