坂本大輔 判定勝ちで暫定王者に!次男に感謝「運が舞い込んでくる」
2017年06月30日 22:26
格闘技
坂本はリング上で生後6カ月の次男・丈輔くんを抱き、喜びに浸った。控え室では拓大の1年後輩、前IBF世界ライトフライ級王者・八重樫東(大橋)の祝福を受け、「八重樫が言っていたとおり、子供が生まれると運が舞い込んでくる」と笑顔を見せた。1カ月前に同僚で元日本スーパーライト級王者の岡田博喜にスパーリングでボコボコにされ、10ラウンドの予定を9ラウンドでストップされるほどの不調に陥ったが、この日は木内勲トレーナーに教わったジャブとボディーを休むことなく出し続けた。
高2から習志野高でボクシングを始めたが、国体準優勝が最高。デビュー直後の2007年には傷害事件を起こして逮捕され、10カ月の謹慎処分も受けた。悲願のベルト獲得に角海老宝石ジムの鈴木真吾会長からは「これで引退すれば」と声をかけられたが、8月に36歳になるベテランは「やりますよ。ボクシング大好きですよ。一度も嫌いになったことありません」と答えた。王座統一戦では、7勝8敗と負けが先行していた3年前に1回KO勝ちした有川と再戦する。3年かけてウエルター級の体格をつくったとあり、「真っ向勝負で行きます」と意気込んだ。