三浦、聖地で“番狂わせ”「メキシカンの処刑人」奪回へ誓った
2017年07月15日 05:30
格闘技
三浦自身、激闘で海外のファンや関係者のハートを揺さぶってきた。主催者の元6階級制覇王者オスカー・デラホーヤ氏は「危険な日本の戦士」と紹介。スライマン元WBC会長(故人)の長男ペペ氏は「年間最高試合を確信している」と打撃戦を期待した。三浦は「王者は凄く強い、素晴らしい選手だが、勝ってベルトを取り戻したい。面白い試合を期待してください」と宣言した。ただ、王者ベルチェルトの「日本のカミカゼ」との評価?には「自爆するつもりはないです」と苦笑いした。
ブックメーカーのオッズはベルチェルトの1・25〜1・4倍に対し、三浦は2〜3・375倍。だが、世界王座から陥落したバルガス戦以外はメキシコ人に全勝で、通算6勝1敗。「ザ・フォーラム」は名選手が敗れる「番狂わせの館」としても知られる。ペペ・スライマン氏から「メキシカンの処刑人」と呼ばれた三浦は「期待には応えたいし、自分自身のために頑張りたい」と静かに話した。
▽ザ・フォーラム ロサンゼルスに隣接するカリフォルニア州イングルウッドの屋内競技場。67年12月開場。99年までNBAレイカーズやNHLキングスが本拠地とし、84年ロス五輪ではバスケットボール競技の会場となった。エルビス・プレスリーら数多くの有名歌手がコンサートを開催。10年からマジソンスクエアガーデン社が所有。