ゴロフキン引き分けで防衛成功 「自分が勝っていた」アルバレスには大ブーイング
2017年09月17日 13:03
格闘技
ゴロフキンは4回からプレッシャーを強め、アルバレスにロープを背負わせたが、このラウンドはパンチをまとめきれなかった。しかし、5回には右ストレートをヒットさせ、アルバレスに「効いてない」のポーズを取らせた。その後もプレスをかけ続け、アルバレスは手数が徐々に減り、パンチの精度も下がっていった。
8回、ゴロフキンの右でぐらついたアルバレスはリング中央で打ち合って対抗。コーナーに詰まると強烈な右アッパーを返した。9、10回には勝負をかけるように打っていって何度も右を打ち込んだが、珍しく足をもつれさせる場面も見られたゴロフキンもジャブで突き放し、前進をやめなかった。
最終回はKOを狙ったアルバレスがパンチをまとめたが、ゴロフキンは最後までプレッシャーをかけ続け、終了ゴングが鳴ると2人とも両手を突き上げて勝利をアピールした。採点は1人が118―110でアルバレス、1人が115―113でゴロフキン、残り1人が114―114。場内は歓声とブーイングが渦巻いた。
リング上のインタビューでゴロフキンは「ベルトを見てくれ。まだ俺がチャンピオンだ。負けてない」と話し、「終始アグレッシブだったが?」と問われると「もっと素晴らしい試合を見せたかったが、こんな結果になってしまった」と、引き分けはアルバレスのディフェンシブな姿勢に理由があると主張。一方、アルバレスは「ゴロフキンはそんなに凄いとは思わなかった。自分が勝っていたと思う」とコメントしたが、場内は大ブーイング。再戦についてゴロフキンは「もちろんやりたい」、アルバレスも「次は絶対勝つ」と話した。