村田諒太、ゴロフキンは下り坂「魔法は解けている」 自身の採点はアルバレスに軍配
2017年09月17日 14:12
格闘技
村田の採点は「115―113でカネロだけどクエスチョンラウンドだらけ。ドローもあると思った」。試合はカネロが3ラウンドまでペースをにぎり、途中からゴロフキンがプレスをかけていく展開となったが「各ラウンドも最初の1分はカネロが攻めて、残り2分はゴロフキン。カネロのワンパンチを取るか、ゴロフキンの全般的なプレッシャーを取るかで(採点は)凄く分かれる」と解説した。もっとも、試合前は「ゴロフキンがジャブを使って、カネロがもらうなら、もっと楽勝もあると思った」と予想していたという。そのジャブが思ったよりもカネロに当たらず、「序盤のパンチの切れを見ても」ゴロフキンが下り坂にあるとの認識を示した。
村田自身は10月22日、東京・両国国技館で5月に不可解な判定負けを喫したWBA王者アッサン・エンダム(33=フランス)との再戦に臨む。ゴロフキン―カネロは再戦濃厚だが、将来的には勝者との対戦を希望しており、「まずは次を勝たないといけないが、ゴールは常に先に伸び続けている感じがする」と実感した様子。「彼らのスペースに入るには(WBA王座を獲得しても)米国で2、3試合やって証明しないといけない。ゴールは近くて遠い」と苦笑した。「1試合1試合戦って、結果として彼らのステージにたどり着けばいい。1年後に実現?そうなればいいですね。立ち止まっていられないですね」とビッグマッチを思い描いた。