尚弥、3階級制覇へ!V7戦でSフライ級卒業 バンタム挑戦
2017年12月17日 05:30
格闘技
大橋ジムの大橋秀行会長によると、米プロモーターからは通常の防衛戦の打診もあったというが、「格下の選手で意味がない。出ない方向で考えている」という。井上尚も「統一戦なら出る価値はあったけど、普通の防衛戦なら短いスパンで試合をする意味があるのか」と回避する方針を示した。統一戦が実現しなければスーパーフライ級にとどまるメリットはなく、V7戦後も同級に残る確率を問われると、「相手がいないからゼロですね」とキッパリ答えた。
大橋会長は「来年は3階級制覇へ向け動きたい」と話しており、5、6月にもバンタム級初戦に臨む可能性が高い。いきなり世界挑戦か1試合挟むかは状況次第だが、井上尚は「バンタム級は選手層がガラッと変わるし、王者はみんな強い」と目を輝かせ、「SUPERFLY2」出場が消えても「来年新たな階級へ向かうというモチベーションは高い」と言い切った。「パワー頼みではどこかで壁にぶつかる。スピードとか上げないと通用しない」として、V7戦でディフェンスの意識を徹底。バンタム級の“予行演習”を兼ねた一戦へ「結果的にKOで勝ちたい」と抱負を述べた。