IBF世界王者・尾川、薬物陽性反応 裁定次第で最悪王座剥奪
2018年01月20日 05:30
格闘技
帝拳ジムの本田明彦会長は都内で取材に応じ、意図的な摂取を否定。原因究明のため尾川が使用していたアトピー性皮膚炎の治療薬や風邪薬など全ての薬を提出したと明かし、「検査時に言葉の問題で皮膚炎の件は伝わっていなかった」と話した。昨年7月に受けたWBCの検査は問題がなく、「良い結果が出ると確信しているが、二度とこのようなことがないよう細心の注意を払いたい」とした。18日まで沖縄で走り込みキャンプを行った尾川は「陽性反応が出た事実は認めなければなりませんが、禁止薬物を意図的に摂取したことは絶対にありません」とコメントした。
◆尾川 堅一(おがわ・けんいち)1988年(昭63)2月1日、愛知県豊橋市生まれの29歳。2歳から日本拳法を始める。桜丘高から進学した明大でインカレ団体戦3連覇、個人戦4位。卒業後にボクシングを始め、10年4月プロデビュー。11年全日本スーパーフェザー級新人王。15年12月に日本同級王座獲得(防衛5)。プロ通算24戦23勝(17KO)1敗。身長1メートル73の右ボクサーファイター。