【WBA女子世界フライ級王座統一戦 ○(王者)藤岡奈穂子《判定》(暫定王者)イルマ・サンチェス● ( 2018年9月14日 東京・後楽園ホール )】
藤岡が圧勝で暫定王者を退け、初防衛に成功した。序盤からスピード、テクニックで圧倒。ジャッジ3者全員が100―90の完勝だった。
「ホッとしています。1ラウンドから狙っていたけど、相手が打たれ強かった」。KOを逃した悔しさをにじませつつ、5階級制覇後の初試合を終え安ど感も漂わせた。次戦は未定ながら「大きな舞台」を目指す43歳のレジェンド。「若い選手の手本になることもモチベーション」と、今後も女子ボクシング界をけん引することを誓った。