村田諒太 自身はゴロフキンの勝ちと判定もカネロは「本当によく考えて戦った」
2018年09月16日 15:23
格闘技
自身は115―113でゴロフキンの勝ちとしたが、「僕もクエスチョンラウンドが3つぐらいあった。12回は絶対にゴロフキンが取ったと思ったけど、意外と2人がカネロにつけていた。印象的な12回ですら割れるんだから見方がいろいろあるんだなと思う」と採点の難しさを口にし、「今日はどっちに転んでもいい判定だったと思う。現場の観客の反応が物語っている」と話した。「ゴロフキンと試合をするにはカネロみたいに相手をガードして下げさせることをすればいいのかなと思った。ゴロフキンもカネロと戦うのにジャブをうまく使った。お互いに攻略法を見せ合った試合」と総括し、カネロについては「速い。1発打たれたら2発返して、ボディーとかも本当に速かった。あらためていいボクサーだなと思った」と舌を巻いた。
ゴロフキンが勝ち、村田が10月20日の2度目の防衛戦(米ラスベガス)をクリアすれば近い将来対戦する可能性があったが、「次勝ったらできたかというと、それもまた違う話で、どこかで運命的なものがないとできない。あのステージに上がるためにはもっと証明しなきゃいけないものがある」と冷静にコメント。ただし、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア、帝拳)との対戦を目指していた井上尚弥(大橋)が「ロマゴンが負けた時にテンションが下がった感情はちょっと分かった」と苦笑い。カネロはメキシコと米国で人気のスーパースターで、対戦実現は難しいだけに「現実的にカネロとやろうと思ったら、米国でもっとアピールしないといけない。次の試合でいい形で勝って、誰かとやらせたら面白いと思わせて、それであと2、3段階ステップを踏まないとたどりつけないでしょうね」と分析した。