岡田博喜が帰国 米デビュー戦白星も「イレギュラー」の連続と明かす
2018年09月18日 15:51
格闘技
試合の入りも動きが硬く、小柄で変則的な相手にジャブが当たらなかったという。3回からペースをつかみ、主導権を握ったが、鈴木会長から「打ち合ってこい」と指示が出た9回にリズムを崩し、最終回にダウン。ダウンしなければ結果的に2〜4点差の判定勝ちだった岡田は「勝ってるとは思ったけど、9回を取られていたし、ポイントが分からなかったので。ただ、(ジャッジの)ポイントのつけ方は真っ当で、焦っていく必要はなかった。いい経験になった」と明かし、鈴木会長も「失敗した。でも、3回からはジャブでコントロールできたし、メーンを除くと一番いい試合と言われた。合格点」と話した。
同じ興行のメーンで行われたWBC世界スーパーライト級タイトルマッチでは、王者ホセ・カルロス・ラミレス(米国)が判定勝ち。前日計量で挑戦者が失格すれば、急きょ王者と対戦する可能性もあった岡田は「ラミレスは強かった。試合後にレストランで会ってもピンピンしていた。スタミナお化けですね」と肩をすくめ、「打たれ強いし、頭もずっと振っていた。自分はもっとスタミナとフィジカルをつけないといけない」と今後の課題を挙げた。今後は未定ながら引き続き米国が主戦場となる予定で「次は世界戦、と欲が出ているわけじゃない。順を置いてやっていければ」と話し、鈴木会長は「今回は内容が悪かったのでラミレスが(岡田と)やってくれるかもしれない」と苦笑しつつ、「いつ、誰が来ても、世界戦ができる準備をすることが大事」と指摘した。