【WBA世界ミドル級タイトルマッチ 王者・村田諒太≪12回戦≫同級2位ロブ・ブラント ( 2018年10月20日 米ラスベガス・パークシアター )】
帝拳ジムの本田明彦会長(71)が都内で取材に応じ、村田が元3団体統一世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(36=カザフスタン)と対戦する可能性は残っていると明かした。村田戦に前向きだったゴロフキンは15日、サウル・“カネロ”・アルバレス(28=メキシコ)に0―2で判定負けして8年以上君臨した王座から陥落。それでも本田会長は「評価は下がっていない。王者でなくても戦う価値がある」と、ゴロフキンが挑戦する形での対戦実現は可能との見方を示した。
敗戦にショックを受けているゴロフキンは引退やカネロとの第3戦に向かう可能性もあり、本田会長は「ゴロフキンの気持ち次第」と説明した。対戦実現がより困難なカネロとの対戦も目指していく方針を示し、アピールの機会となるブラント戦を「これまでで一番重要な試合。圧倒的に勝たないといけない」と位置づけた。村田は2度目の防衛戦まで1カ月となったこの日、ミット打ちなどで調整。「調子良く来ている。これが続いてくれれば」と好調をアピールした。