高山勝成、アマ登録認められる「これからが本当の勝負」 東京五輪へ道

2018年10月16日 13:01

格闘技

高山勝成、アマ登録認められる「これからが本当の勝負」 東京五輪へ道
握手を交わす高山勝成(中)と日本ボクシング連盟・菊池浩吉副会長。左は中出博啓トレーナー Photo By スポニチ
 アマチュアを統括する日本ボクシング連盟と、20年東京五輪出場を目指すプロボクシング元世界主要4団体ミニマム級王者の高山勝成(35=名古屋産大)が16日、都内で共同会見し、同連盟が高山のアマ登録を認める決定をしたと発表した。愛知県連盟を通じて申請書が提出され、書類に不備がなければれば、正式に認可される。アマデビュー戦は来春、全日本選手権の予選になる見込みだ。
 同連盟は元プロのアマ大会出場を認めていなかったが、数々の疑惑を告発された山根明前会長らが辞任。体制が一新されて、アマ登録に関する方針も転換された。高山は今月9日に資格審査委員会に出席。ルールに関するペーパーテストと面談をクリア。同委員会は10日付けで特例として登録を認めることを決め、高山側も同日付けスポーツ調停手続きとスポーツ仲裁手続きを取り下げた。いよいよ夢へのスタートラインに立った高山は「アマ選手として大会に出場できることになり、興奮しています。同時にこれからが本当の勝負という気持ち」と心境を語った。

 11月にロシアで行われる国際ボクシング協会(AIBA)の総会で選出される新会長次第では、国際オリンピック委員会(IOC)が東京五輪の実施競技からボクシングを除外する可能性もあり、今後は連盟と高山サイドが協力し合って署名活動を行うことも発表。高山は「個人的に将来を約束された戦いはこれまでもなかった。自分としては信じて準備するだけ」と言い切った。15日からケビン山崎氏が主宰する「トータル・ワークアウト」で肉体改造のトレーニングを開始しており、会見後に報道陣に公開した。

おすすめテーマ

2018年10月16日のニュース

【楽天】オススメアイテム