小原佳太 3・30米で世界挑戦者決定戦「チャンスが来てうれしい」

2019年03月08日 15:26

格闘技

小原佳太 3・30米で世界挑戦者決定戦「チャンスが来てうれしい」
IBF世界ウエルター級指名挑戦者決定戦が決まり、意気込む小原佳太 Photo By スポニチ
 ボクシングのWBOアジアパシフィック・ウエルター級王者の小原佳太(32=三迫)が8日、東京・文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)事務局で会見し、今月30日(日本時間31日)に米フィラデルフィアでIBF世界ウエルター級指名挑戦者決定戦12回戦を行うと発表した。相手は同級4位で15戦15勝9KO無敗のクドラティーリョ・アブドカクロフ(25=ウズベキスタン)。
 小原にとっては2016年9月以来2度目となる世界挑戦をつかむ絶好のチャンス。「挑戦者決定戦で勝って世界というのが王道だと思っている。チャンスが来て、そういう道を歩めることをうれしく思っています」と喜んだ。

 小原は岩手・黒沢尻工高から東洋大を経て2010年にプロデビュー。13年4月に日本スーパーライト級王座、14年4月に東洋太平洋同級王座を獲得。16年9月にIBF世界同級王者エドゥアルド・トロヤノフスキー(ロシア)に挑戦したが、2回TKO負けを喫し、王座獲得はならなかった。

 その後、階級を上げて17年8月にWBOアジアパシフィック・ウェルター級王座を獲得。1度は陥落したが、再奪取し、世界挑戦のチャンスを待っていた。昨年11月にIBFからオファーがあり、最終的に会場や日程が決まるまでに時間を要したものの、「十分すぎるほどトレーニングはできている。あと1、2週間しっかり仕上げ、最後に微調整して、いい状態で臨みたい」と意気込んだ。

 対戦相手のアブドカフロフについては「派手さはないけど、僕の苦手なタイプ。やりにくさはある」と警戒しつつ「過度に狙わず、自分のペースを握ることができれば、流れの中でKOできる可能性はある」と自信をのぞかせた。すでに150ラウンド超のスパーリングを消化。今後はジムで調整を進め、25日に渡米する予定だ。

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