天心 会心TKO!パッキャオの前で刺客圧倒「うれしい」
2019年04月22日 05:30
格闘技
昨年大みそかはボクシングの元世界5階級制覇王者で50戦無敗のフロイド・メイウェザー(42=米国)とスペシャルエキシビションで拳を交え、1Rに3度のダウンを喫してTKOで敗れた。賛否両論のあった一戦だが、体重差のある相手に果敢に向かっていった姿に、パッキャオからも「そのファイティングスピリットに敬意を表する」と評価されていた。試合後は「凄く良かった。強いね」と言われたという。那須川は「強い人は多くを語らないんだなと思った」と英雄のオーラを感じ取った。
メイウェザー戦を経て、ウエートトレーニングにも積極的に取り組み、外国人選手との骨格差を埋めるためにさらなるパワーアップを図った。「まだ途中段階」というものの、スピードに破壊力が加わった攻めで、ムエタイのWBCフェザー級フィリピン王者を寄せ付けなかった。それでも「いろいろ試そうとして空回りした。力みが多かった」と右のパンチで倒そうとしたことなどを反省した。
メイウェザーやパッキャオにも知られる存在となり「こう考えると凄い。いい人生を送っている。濃密というか展開が速い。もっともっと自覚を持たないといけない」と感じている。置かれている現状を理解した上で、さらに精進を続けていく。