「令和」新王者1号は誰に? 5月は日本ボクシング界の“黄金月間”
2019年04月26日 08:30
格闘技
国内タイトルに目を向けると「令和」初日の5月1日にも新王者1号が誕生するかもしれない。当日は日本フェザー級タイトルマッチが組まれており、王者・源大輝(28=ワタナベ)に同級1位の阿部麗也(26=KG大和)が挑戦する。阿部は14年の全日本新人王で、タイトル挑戦は初めてながら、すでにIBF4位、WBC9位と世界ランキング入り。カウンターを得意とするスピード抜群のサウスポーで、現在11連勝中と勢いもある。
対する王者・源は昨年4月、母の一周忌に王座を獲得。8月の初防衛戦では3回にダウンを奪われたが、9回に逆転TKO勝ちするなど強いメンタルを持つハードパンチャーで、好勝負が期待できそうだ。源が勝った場合には令和1号の誕生は持ち越しとなるが、4日、10日、19日にも日本タイトルマッチが予定されている。ボクシング記者は大忙しだが、楽しみも多い1カ月となりそうだ。
さらに6月には井岡一翔(30=Reason大貴)が4階級制覇に挑戦するほか、WBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人(25=ワタナベ)の初防衛戦もあり、7月には前WBA世界ミドル級王者・村田諒太(33=帝拳)が現王者ロブ・ブラント(28=米国)とのリベンジマッチに臨む。「令和」はボクシング界にとっても新時代となるのか?日本人選手たちの奮闘を期待している。(記者コラム・大内 辰祐)