阿部「圧勝したい」 佐川「勝負のカギは…」 ともに前日計量一発パス
2019年09月12日 14:57
格闘技
源戦では立ち上がりから圧倒しながら1回、2回と2度ダウンを喫した。「あれはビックリしましたね。いつもなら慎重にいくのに向き合ってすぐ“イケる”って思ってしまった。油断というか、調子に乗ってしまった」と反省。「今回はじっくり距離と相手の動きを見て慎重にやります」と表情を引き締めた。
対する佐川はアマチュア86戦64勝22のキャリアを持ち、5月には日本未公認ながらWBCアジア・シルバースーパーフェザー級王座を獲得し、勢いに乗っている。「日本タイトルを考えるとプレッシャーになるので、いかに阿部選手に勝つかだけを考えてきた」と、ここまでを振り返り、「スピードがあって自分の距離感を持っている選手。それに惑わされず、自分のペースで進められるかが勝負のカギになる」と話した。
阿部が福島、佐川が青森出身で年齢は1歳違い。高校時代に直接対決はないものの、佐川の記憶では「同じ会場で試合をしたことがある」そうで、佐川のプロ2戦目で対戦する計画もあった。その時には“みちのく対決”は実現しなかったが、2年の時を経て日本王座をかけて2人が拳を交える。