40歳堀川が18歳下のホープ冨田破り通算4本目のベルト獲得 東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦
2020年07月25日 21:37
格闘技
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「倒せて良かった。(冨田の)左ジャブは何度か、いいのをもらったけど。自分の方は右も左も良かったと思う」
現役最多を更新し続けているキャリアは今回で58戦目となった。日本ボクシングコミッションによる37歳の“定年”はとっくに過ぎている。タイトル戦線で活躍しているからこそ活動が認められている。「35歳から変わってませんよ。もっと言えば、みんな“30歳過ぎたら衰える”と言うけど、自分の感覚では変わっていません。それを言い訳にしないように。負けたら年齢のせいにされるけど、自分を追い込んで節制、精進すれば勝てる」。18歳下のホープを破った直後だけに、よけいに説得力がある。手数、パンチの正確性、スタミナの全てで22歳を圧倒する内容に、所属の三迫貴志会長は「私自身、こんなに感動したのは初めてかも。ビックリする内容。頭が下がる」と最敬礼した。
本人は今後について「分からない。やめたいと言えばやめたいけど。しんどいですもん」と周囲の笑いを誘いつつ、「そんなことはないですよ」と後ろ向きの発言を取り消した。その笑顔を見る限り、当面グローブをつるす気はなさそうだ。