井上尚弥「第2章」KO幕開け 10・31“聖地”ベガスでモロニー相手に防衛戦「対策をしないと」
2020年09月10日 05:30
格闘技
WBO王者カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦がコロナ禍で延期された。ドネア(フィリピン)と死闘を演じた昨年11月のWBSS決勝以来、約1年ぶりの試合。その試合で右眼窩(がんか)底など2カ所を骨折したこともあり、「プラスになる期間とポジティブに捉えて過ごしていた。1年で完全に回復することができた」と復活を宣言した。
WBO1位など主要4団体全てでトップ5に入るモロニーについては「スタミナがあり、技術も高い。総合力はカシメロより上。対策をしないと危ない相手」と警戒。一方で「それも含めて自分の仕上がり次第」と自信を示し、父の真吾トレーナーも「ナオがいつも通りの状態でリングに上がれば問題ない」と太鼓判を押した。
新型コロナウイルス感染拡大後、日本男子では最初の世界戦。無観客試合となるが「この状況で試合ができることに感謝している。見ている人が“明日も頑張るぞ”という気持ちになれる試合をしたい」と勝利を誓う。
国内でスパーリングなど実戦を積み、試合の2週間前に渡米する予定。最高の仕上げで全米を震撼(しんかん)させる。