【WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ 王者・井岡一翔《12回戦》同級1位・田中恒成 ( 2020年12月31日 大田区総合体育館 )】
日本男子2人目の世界4階級制覇を狙う挑戦者の田中恒成(25)が10日、オンライン会見に臨み、KO予告した。3階級制覇した18年9月の木村翔(青木)戦以来、4試合ぶりに挑戦者として臨む。その心境を問われ「いいですね。日本のボクシング界を引っ張ってきたチャンピオンに挑戦する。ここで世代交代というか、文句のつけようがないKOで決着をつけたい」と言い切った。
前日9日の会見で井岡は「格の違い、レベルの違いを見せられたら」と発言。挑発とも取れる内容に対し、田中は「井岡選手はチャンピオンだし、4階級制覇もしている。格では上かも」と理解を示したかと思いきや「自分がこの試合に勝てばチャンピオンになるし、4階級制覇も達成する。そのへんは同じになるのかなと。直接戦ったら俺の方が強いと思います」と強烈なカウンターを返した。
「スピード、パワー、スタミナ。ここでは負けないと思います」。リング外の舌戦から早くもヒートアップしてきた。