【WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ 王者・井岡一翔《12回戦》同級1位・田中恒成 ( 2020年12月31日 大田区総合体育館 )】
コロナ禍のため予備検診はオンラインで報道陣に公開される異例の形式。サイドを刈り上げたコーンロウの髪形で登場した井岡は「関係者やいろいろな方のサポートで無事にここまで来られた」と感謝し、「あとは試合で、結果で応えたい」と気合を入れた。
昨年の大みそかに対戦したシントロン(プエルトリコ)はリーチが12センチも長かったが、田中はほぼ同サイズ。身長で2ミリ、リーチは2センチと若干上回り「いつもよりは、やりやすいかな」と歓迎。「レベルの違い、格の違いを見せたい。1年ぶりの試合で気持ちは高まってますし、いいパフォーマンスで勝てるように頑張ります」と意気込みを語った。
一方、勝てば世界最速となるプロ16戦目での4階級制覇となる田中は「コロナがマイナスになることはなく、逆にチーム一丸となって過去最高の調整ができた」と強調。1階級上げたこともプラスに捉えており「体の変化、体調の変化は全然違います。間違いなく、いいパフォーマンスを見せられる」と自信をみなぎらせていた。